平素は格別のご愛顧を賜り、
厚く御礼申し上げます。
片山工業株式会社は1947年、初代社長の片山覚而が自動車用排気蛇管の製造・販売を開始して以来、自動車用燃料管など自主製品の開発に取り組んで参りました。
その後、自動車用ドアサッシュやモールディングなどの外装部品をはじめ、ベローズ管やオイルリターンパイプの製造にも着手、今日では国内有数の自動車部品メーカーとして確固たる地位を築き上げております。
また、自動車部品の開発で培われた独創技術を応用して、ウォーキングバイシクルの開発と販売、地域貢献のために宅配弁当事業の運営など多角化を推し進めております。
ご承知のようにわが国の自動車産業は、いまや世界のモータリゼーションをリードするまでに発展し、当社も二代目社長の片山典男が世界進出を積極的に行って参りました。1978年に韓国の会社との技術提携を皮切りに1988年には米国に子会社を設立、今では9か国以上に海外生産拠点を持つまでになりました。
自動車業界では世界標準の品質マネージメントシステムである「IATF16949」に則った受注活動―製品開発―工程開発―PPAP―量産開始を片山工業だけでなく、国内外の子会社でも実施し、どの工場でもお取引先と同意した品質レベルの製品をご提供することに努めて参ります。
「男性社員、女性社員を問わず、退職するまで元気に働いてもらいたい」という私の思いから2013年7月に社内に保育園を建設し、女性社員が出産後も働ける環境を整え、2011年6月から始めた添加物を使わない、塩分控えめ、野菜がたくさん入ったお弁当の宅配サービスと同じメニューを2020年10月からリニューアルしたカフェテリアで社員に提供しております。
また、「ジェンダー平等」の観点から2021年5月より「レディース手当」として生理用品購入のサポートをするために女性社員に毎月1,000円を定年退職の60歳まで支給しております。
3つの理念を基本とした理念経営を実践することによって、お取引先からの信頼を勝ち取り、永続的な企業活動を通じ地域経済に貢献することを当社の目的としております。
なにとぞ、今後ともより一層のご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長